週一出勤の男 系列保育園でユニバーサルデザイン探し

今年の1月から、週1日で社会福祉法人に勤務しています。

講演をさせてもらった社会福祉法人です。https://www.guccho-intractabledisease.com/2021/11/09/blog-65/

こちらの社会福祉法人は、保育園と子育て支援センター、子育て支援カフェを運営しています。

系列保育園でユニバーサルデザイン探し♪

余談ですが、こちらではオーガニック給食を外注せず、園内の給食室で給食の先生が作った給食を園児だけでなく職員にも提供しています!

僕も毎週の楽しみです笑

主な仕事は、身体障害者としての目線、外部の人間の目線、保護者としての目線で法人、系列保育園の発信です。

ホントにこの仕事内容だけでいいんだろうか。週一とはいえ、もっと提供できるものがあるんじゃないかとも考えちゃいます。

身体障害者として、他の人にはなかなかない経験をして得た知見や、4月から福祉大学でも学んでいる知見をもっと活かそう。

なので発信の視点を変えてみました。

ということで、今回は系列保育園でユニバーサルデザイン探しをしてみてレポートしようと思います。https://www.guccho-intractabledisease.com/2022/06/14/blog-85/

コチラは残念ながら古い建物にはその概念はありません。先ずバリアフリーという概念が広まり、しばらくしてユニバーサルデザインという概念が広まりました。

日本では1980年代にバリアフリーの概念が、1990年代中頃にユニバーサルデザインの概念が広まったとされています。

なので古くからあるモノをベースにした建物は身体障害者には、どうしても不便と感じてしまう所が多いです。

例えば学校。僕の身近で、僕にとって一番不便、危ないと感じる場所。(僕の主観です)

法人の系列保育園は、4園ありますが、うち1つの園は昔の園舎がベースです。(改修はしていますが、限界があるかもしれません)

そんな中でも、出来るところから改善していってます✨

その一つが“手すり”

1.手すり

大人も子どもも年齢や身長も関係なく使える手すり❣️以前は子供には太すぎるんじゃないかってくらいの手すりが、子供の高さに、階段の片方にだけついていたのを改修✨

2.トイレ

メインのトイレは子ども背丈に合うような高さ設定❣️トイレが可愛い❣️手洗い用の流しも低めに設置。子供たちの自立を促します。また、みんなのトイレとして、多目的トイレの設置もありました。

3.エレベーター

こちらは新しい園舎にしかありませんが、障害のある人も2階に行けます♪ 内部にも開閉延長ボタンがあるので乗り降りに時間がかかっても安心✨

贅沢言うならエレベーターの中に鏡があるとベスト!知ってましたか?エレベーターの内部にある鏡は、車いすユーザーが、エレベーター降りる時のバックミラーとして設置されているそうです。

4.障害者マークのある駐車スペース。

体が不自由な人、妊婦さん、高齢者も安心。入口まで近くて助かります。駐車スペースも広いので、車いすユーザーが乗降のために車のドアを前回に開いても安心。

5.段差低めの玄関と玄関に設置されたスロープ

段差低めで小さな子どもでも使いやすい。スロープもあるので車いすユーザーも使えます。

6.段差のないバリアフリー設計のフロア

バリアフリーとユニバーサルデザインは違いますが、バリアフリーを目指したことで結果ユニバーサルデザインとなっているものもあります。そのひとつが、バリアフリー設計の建物。段差のない設計を取り入れたことで、子ども〜お年寄りまで、障害者も含め転びにくい空間になっていますね。

ご存じかもしれませんが、バリアフリーは(身体)障害者を対象にした概念ですが、ユニバーサルデザインに対象者はなく、障害の有無も、年齢や性別、国籍や人種に関係なくすべての人が可能な限り、不自由なく安全に使える建物、製品、空間の設計のことです。

完璧な答えはないと思います。

例えば玄関で言えば、低い段差の方が多くの人に使いやすいですが、段差が低いのでうっかり躓くかもしれません。またスロープはあって、車いすは利用しやすいですが、僕みたいに歩行困難だけど車いすは使わず、自力歩行している人にとっては、手すりのないスロープは怖くて使えません。

手すりのないスロープよりも、手すりのある階段なんです。手すりのないスロープが怖いって障害者になってから知りました。

このように可能な限りすべての人の使いやすさをデザインしていますが、完璧な答えはないと思います。

常に環境や、すべての人に配慮しながら、より良いものを産み出しているんだなー

7.自動ドア

保育園の出入口なので、人が勝手に出入りできないようにカードキーは必要ですが、自動ドアはユニバーサルデザインの代表格。なんとドアの前に立てばドアが自動で開く笑 対象者を限定することなく、誰でも使えます。

いかがでしたか?

人生と同じで、ユニバーサルデザインに答えはない。

自分の人生。理想とは違う人生です。

それでも自分の人生。

幸せな自分で在りたいから

コレからも主体的に考えて、それなりに行動して

ぼちぼち生きていきます。

在り方(beの自信とdoの自信)https://www.guccho-intractabledisease.com/2022/06/16/blog-87/

幸せな自分であるために心掛けていることhttps://www.guccho-intractabledisease.com/2022/06/21/blog-92/