ユニバーサルデザインを学んで改めて思ったこと

ユニバーサルデザインについて。

〜限定的じゃなくて普遍的〜

〜特殊なモノじゃなくて、ありふれたモノ〜

バリアフリーってよく聞きますよね!

ユニバーサルデザインとバリアフリーって違うってご存知ですか?

バリアフリーの考え方は、特に身体的な障害がある人がより暮らしやすくしようって考え方です。

1970年 スウェーデンの福祉政策で提唱され、ベトナム戦争で障害を負った兵士たちがキッカケで、アメリカの建築業界でも広まり世界(社会)に普及していきました。

対してユニバーサルデザインの考え方は、

1990年代初頭にアメリカで提唱されたとされています。その年に成立したアメリカ人 with ディサビリティ法(ADA)が広く認知、普及されるキッカケになったようですが、

バリアフリーの考え方が障害者に限定しているのに対し、ユニバーサルデザインの考え方では、対象者を限定することなく、障害の有無に関係なく多くの人(子どもからお年寄りまで)が使いやすいものとなっています。

案外ユニバーサルデザインのものって身近にもあって自販機とか洗濯機とか、他にも文具、包装容器、玩具などにもあります。

僕の関わっている社会福祉法人の系列保育園でユニバーサルデザインを探してみた時の記事です。

例えば玩具であれば視覚障害者の人とも一緒に遊べるトランプとか。

あと、ユニバーサルデザインについて学んでいて思ったのが、やっぱり障害も多様で誰かのために限定しちゃうと他の誰かの不便に繋がることもあるってこと。

例えば、僕は身体障害者で特に歩行困難なので、電動車いすを使うこともあるんですけど、場所によって車道と歩道の間の段差に車いすがつまづいて転倒しそうになるんですよね。

そういう時は、車いすから降りてよいしょってするんですけど不便です。危なかったし…

でも、視覚に障害のある人は、段差がないと車道と歩道どっちを歩いてるのか分からなくなることもあるようでとても危険ですね。

お互いがよりハッピーになれるように、お互いに無理のない範囲でちょっとずつアクションすることが、障害の有無に関係なく大切です。僕の解釈ではそれが合理的な配慮。

これは障害者になる前にも感じていたかな。