2016年6月
20年目にして仕事(美容師)ができなくなった。
そこからの一年は、今の所人生で1番絶望に満ちた1年を送った。
でも、先輩美容師さんの言葉にちょっと救われた。
よく忘れちゃう(見失っちゃう)けど、ここ5年の座右の銘。
恥をかき人にあまえる
性格が日のによって様ざまな様に、困難や感じる感情も人それぞれ。
この言葉は、僕に向けられたものではない。
カットや美容の講習だと、積極的に質問する人、質問しない人(出来ない人)に分かれると思う。僕は後者
その先輩美容師さんが、講習の振り返りで仰ったんです。
「恥をかき人にあまえる」って。
その真意は、
若い頃とは違って新しく習ったことをすぐ実践できないし、いつの間にか講習での講師の方はずいぶん年下の方ばかり。でも、ちゃんと理解できるまで「恥をかいてでも」質問し学ぼうと思う。
実は美容師ができなくなってからもカット講習や香粧品化学の講習など、学びの場参加していて、そのおかげでこの言葉に出会いました。
今の自分を支える、心のより所の様な言葉に出会って、障害のある人もそうでない人も、おんなじ様なことで悩んだり、感動したり共感したりしてんのかな。「障害がなくてもあんまり変わんないな。」と思いました。
僕の場合は進行性の病気なので、あの頃より出来ないことは増えているし、それに気づくたびに凹む。
親とかにはっきり言われたことはないと思うけど、
「人に迷惑をかけるな」的な
躾や教育の中で育ってきたので、できないことがどんどん増えていく自分を許せない。
でも違った。できないことは人にあまえてもいい。人から頼られた時に、それに応えられたり、答える努力ができればいいんだと考えられる様にちょっとはなったし完全にはムリ笑
自分の子供たちにそういうふうに伝えていければと思う。