福祉は自分ごと 公平と効率

ホントに障害って多様だった

先日「ユニバーサルデザインと暮らし」という講義を受けてきました。

ユニバーサルデザインとは考え方で、より多くの人がより幸せに暮らせる様になるモノやコト。対象を限定しない専用より共用ということだと思います。

限られた時間の中でさまざまな障害について学んだり、実際に障害を持った人の話しも聞きました。

例えば、障害って①身体障害者、②精神障害、③知的障害の3つに大別されます。

①身体障害者でも、肢体不自由、視覚障害、聴覚障害などで、さらに肢体不自由でもどこが?はさまざま。視覚障害でも全く見えない“全盲”もあれば、かすかに見える“弱視”もあったり、聴覚障害でも全く聞こえない“ろう”もあれば“難聴”もある。それらが先天的なものか、後天的なものか。困っていることも人それぞれなんだと改めて思いました。

②③もさまざまでした。(書ききれないので割愛)

効率と公平なんですけど、とても難し問題だと思います。

僕は後天的な身体障害者なので、障害者目線と健常者目線でものが言えるのが強みだと思っていますが、一人ひとりに完璧に合わせようとすればするほど非効率になってしまう気がします。一律で多くの人に対応できないので。

また、地域差もできそうです。

例えばデイサービスなんかで迎えに行く時、一軒一軒が離れてる様な田舎と密集している都会、利用者の多い地域と少ない地域など時間やガソリン代とか。

サービス提供者の負担とサービスを必要としている人に行き届かないっていう問題になりそうです。

いずれはみんな必要になるかもしれないですけどね。超高齢社会の日本には必要な議論です。

よくよく考えてみると、やっぱり健常者だった頃の困り事とおんなじ様な困り事も多かったなと思いました。ほとんど自分ごと。

講義会場は大阪だったんですけど、前日は台風&大雨その影響で新幹線も一部運休。人でごった返した駅を電動車いすで利用するのは怖かったです。

でも、人と触れ合って分かち合う学びは、オンデマンドで画面に向かう学びよりずっと楽しかったです。1人で行けたのも自信になったし、今回の大阪単独旅は楽しかったです。また行きたいと思いました。